中長距離ランナーのための【ランニング広辞苑】

【初心者~ベテラン】ランナーがシューズ選びで気を付ける必見ポイント

time 2019/05/09

【初心者~ベテラン】ランナーがシューズ選びで気を付ける必見ポイント

 

今回は、ランナー唯一の必需品である「シューズ」について、選び方のポイントを元に説明していこうと思います。

どのレベルのランナーさんからも多い質問で、「新しくランニングシューズ買おうと思ってるんですけどおすすめありますか?」などの質問はどの時代も絶えないものです。

しかし、シューズ選びというのは非常に繊細なものでLINEだけのやり取りでオススメを言えるほど簡単ではないのが現状です。

よく、スポーツ量販店などで、「オススメありますか?」と聞くと、バイトの店員さんが、一瞬で新作シューズをオススメしてきますが、あんなのは僕から言わせて貰えば適当の一言に尽きます。

この記事ではしっかりとした根拠を元にランニングシューズを選ぶ方法をお伝えしますので、ご興味ある方は読み進めていただければと思います。

 

①ソール(靴底)の厚さを決める

ソールの厚さを決める方法として、私が押さえるべきポイントとして挙げている箇所は2点あります。

1つ目は、足首の硬さです。

足首が柔らかい人が厚底のランニングシューズを酷使するのはオススメしませんし、怪我にもつながりやすくなります。理由としては、まず厚底シューズというのはクッション性を重視したものでありながら、地面と素足の距離がわずかに遠くなるので、安定性は低くなります。(薄底に比べてグラグラします)

足首の柔らかい方が厚底シューズを履くと、元々足首に固定力がないのに、グラグラと不安定になると。。。
想像つきますよね?不安定になり、怪我や記録の低下を招く原因の1つになりかねません。

足首の硬い方だと、足首のブレが元々少ないので、厚底を履いた際にもクッション性の恩恵のみをうまく受けることができるため、履きこなすことが容易になってきます。クッション性もあり怪我を防げるので足首の硬い方には向いていると言えますね。

足首の硬さを見る目安は簡単です。
体操の基本である「屈伸」を行います。一番下までしゃがんだ際に、踵を浮かさずに足の裏全体を地面につけたまま屈伸できるなら、あなたは足首が柔らかい部類に入ります。逆にしゃがんだ時に爪先立ちになるようなら、あなたは足首が硬いという判断で構いません

判断基準は色々ございますが、これが一番シンプルでわかりやすい方法のため、私自身は他人にシューズをオススメする際にこの方法を用いて判断しています。

2つ目は、シューズの使用目的。

先程、分厚いシューズはブレやすいと言う事をご理解頂いた上でのお話になります。
練習には、速く走る練習とゆっくり長時間走る練習の2種類が基本的にはあります。

速く走る練習をする際に大切なのは、地面からいかに上手く反発をもらう事ができるか。
反発が生まれる為に必要なのは、強い衝撃です。
クッション性の高い厚底シューズは、衝撃を吸収してしまうため、わずかに反発力が劣ります。そのため、スピードを出したい時には、「足を守りたいから」と言って厚底にこだわらず、比較的薄いシューズを履く事をオススメします。

また、動きづくりドリルなどの動作も地面との感覚を大切にしたほうがいいため、薄いシューズで行うのをオススメしています。

②ソール(靴底)の硬さを決める

ソールの硬さは、その靴のバネとなる力と比例します。反発のつよいシューズには、中足部にプレートと呼ばれる、カーボンやプラスチック、樹脂などの板が入っており、跳ね返りの力を強めています
硬いシューズの方が、地面からの反発や推進力には秀でますが、足への負担は多いです。

逆に柔らかく、プレートの入っていないようなシューズは、足への負担は少ない反面、自分の脚力だけでスピードを出すことになるので、高反発のプレートシューズに比べてスムーズにスピードを出すことに関しては劣ります。

ストライドが広く力強いフォームで押していくたいぷのランナーさんには、プレートの入ったシューズをオススメしますが、比較的にピッチ走法でエコに走るランナーさんには、柔らかいシューズをオススメしています。

また、プレート入りの高反発シューズは、足への負担も大きいので10キロ以上のレース距離で履きこなすには、かなりの実力が伴わないと難しいと思います。

また、接地の方法でも決まります。フォアフット(つま先)接地で走るランナーは、プレート入りが向いてると思いますし、ミッドフットヒールストライク(踵接地)で上手く重心移動をして走るランナーなんかは、柔らかいシューズをオススメしています。

③シューズの左右の傾きを決める。

プロネーションってご存知でしょうか?

こちらのサイトを参考にしていただければ分かりやすいと思います。⇨プロネーションの解説

要するに、走る際の足首の内側への倒れこみ具合によってシューズ選びを行うということです。

着地の際に衝撃吸収のために、足首が内側に傾く動作を、人間は自然に行います。
その傾き具合が大きい、または小さすぎると怪我をしやすいです。

内側に傾きやすいオーバープロネーションの方は、シューズの内側がわずかに高く傾いているソールのものがオススメです。

逆に外側に傾いている方は、衝撃吸収力に欠けるので、クッション性の良いものがオススメです。外側が高いシューズと言うのはあまり存在しませんね。

まとめ

選定基準は数多くあって、「足首は硬いけどピッチ走法だ。。」など、難しい方もいるとは思いますが、最後は足を入れてみてしっくり来るものを買われるのが一番だと思います。陸上の専門店などで一度足を入れてみて判断していただければと思います。

※例外としてヴェイパーフライ4%など、厚底のレーシング用シューズも近年は増えてきておりますが、そこは各自の判断で購入していただけるといいかと思います。

本日もご愛読ありがとうございました。

質問等ございましたら、公式LINEから気軽にお問い合わせいただけたらと思います。
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ちょっと僕のつぶやき。

S。

S。

1996年生。 800m:1分52秒38 1500m:3分54秒53 というまあまあ無難な記録な学生時代。現役ランナーとして部を引退した現在も活動。昔から類い稀な、人体に関する知識や感覚、スポーツの栄養学やトレーニング法マニアで、沢山の人にそれを伝えるのが趣味である。 中学時代は800m:2分15秒、1500m:4分40秒の弱小ランナー 勉強を介して、独学で練習を編成。貧血やスランプも独自で乗り越え、毎年ベストを更。