気温も上がってきており、裸足で走っても冷たさが気にならない季節がやって参りました。
ダウンジョグなどを中心に裸足で、芝生や柔らかい場所を走る選手は少なくないと思います。
興味がある方は是非読み進めて頂ければと思います。
今回は裸足ラン(ベアフットランニング)を行う事に対するメリットを4つ厳選してご紹介していこうとおもいます。
足に優しい接地が身につく
裸足で走ると言うことは、地面からの衝撃を吸収してくれるクッションが、自分の足の筋肉以外どこにもないということになります。
少し硬い路面を走ると分かるとおもいますが、シューズを履いている時にカカトで接地している人が、裸足でも同様にカカトで接地すると、カカトの骨が痛みに襲われるとおもいます。
また、フォアフットやミッドフットの場合でも接地点の悪い人が裸足で走ると、地面との摩擦も激しく、裸足で走った際に足の裏を火傷するハメになるとおもいます。
しかし、裸足ランを続けていると、自然と足が痛くならないように無意識に接地点やフォームが良くなって行くので、着地の衝撃も摩擦も、シューズ無しでうまく受け止められるようになってきます。
このようにシューズに依存し切ったフォームが体に定着している方は、裸足ランをする事によって、人間が本来備えている、1番衝撃の少ないランニング感覚を取り戻す事ができます。
フォアフットやミッドフットと言ったカカトから地面に着く以外の接地法はダメージが大きく、初心者には向かないとよく言います。
これは無理をして、見よう見まねで接地を変えようとしているため、変な部分に負担がかかるため怪我などにつながります。
裸足ランを続けると、カカトで接地すると痛いため、フォアフットやミッドフットと言った前足部での接地を自然な形で身体になじませることができるため、フォアフットに憧れるランナーの方は、まず裸足でゆっくり走る事から始めるのも1つの方法だと思います。
足の裏の感覚が鋭くなる
足の裏の感覚というのは、触覚と言うのが1番近い感覚でしょうか。手のひらでいうと、目をつむって触ったものを何か当てられるあの感覚です。
足の裏の感覚がよくなると、微妙な地形の凹凸や勾配、また、足の裏の疲労具合なども顕著にわかるようになってきます。
これがわかると、そのコースの凹凸や勾配に最も適した接地点やフォームバランスも自然とわかるため、比較的効率の良いランニングが可能になります。
静電気除去になる
ランナーは疲労がたまってくると、全身に静電気が溜まっていきます。体内静電気と呼ばれたりもしますが、これは体にとって良い影響を与えず、怪我や病気の原因にもなります。
ランナーは静電気が【膝】に最も溜まりやすいと言われており、膝の静電気を抜くのに有効なのが、裸足で芝生を走る事です。
これは足の静電気を【アース】(電流回避)として地面に流す事で体から静電気除去をする作用があり、濡れている芝生などでは特に効率的に効果を発揮します。もちろん土などでも大丈夫です。
実際に私自身は冬場の方が静電気が溜まりやすい環境ですので、冬場でもキツイ練習後のダウンジョグに関しては、裸足で行うことも時々あります。
筋バランスが整う
人間の自然な走りの動作を体感することができるので、筋肉を自然に使うことができます。
正直、ヒールストライク(踵接地)なんて走り方は不自然そのものだと私はおもっています。
人間が本来持つ自然な動作をする事で筋バランスの形成にも役立ちます。
アーチが整う
足の裏の感覚を大切にして走ると言うことは足の裏の筋肉にも適度に刺激が入る事になります。また、自然に指で地面を捉えるような動きも行えます。
そうする事で、扁平足になっているランナーもアーチ形成が徐々に成されていき、綺麗なアーチへと改善していく事でしょう。
ベアフットランシューズとは?
近年では、ベアフットラン専用のシューズと言うものも登場してきており、一部のコアな層から絶大な人気を博しております。
【Vibram】というブランドをご存知であろうか。⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
ベアフットラン専用のシューズを販売し、多くの支持を得ているブランドです。
どうしても、足が汚れるのが嫌な方や、普段の練習でも裸足(ベアフット)ランを取り入れたいと言った方はこのような製品も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
SさんもVibramのシューズはお持ちなんですか?
高校生の頃はもっていましたが、今は足の裏の皮が頑丈になったので硬い場所でも裸足で走れますね!
へえ!!なら僕も裸足で走ってみますね!
ただ、さっきも言ったようにダメージも大きいうえ、強い衝撃は血液にも影響するからほどほどにね。
注意:クッションがほぼないシューズですので、ベアフットランでいきなりの長時間のランニングや激しいトレーニングは控えることをお勧めします。
まとめ
裸足ラン(ベアフットラン)は、主に4つの効果が存在すると考えます。
ベアフットラン専用シューズも存在していて、効果としても確立されてきております。ただやりすぎは注意です。
本日もご愛読ありがとうございました。
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