中長距離ランナーのための【ランニング広辞苑】

【サンダル】夏が到来、ランナーはサンダルを履くとパフォーマンスが下がる??驚くべき影響とは。

time 2019/05/23

【サンダル】夏が到来、ランナーはサンダルを履くとパフォーマンスが下がる??驚くべき影響とは。

5月も下旬に入りました。ゴールデンウィークから忙しい日々の到来で5月病になった方もいるのではないでしょうか?

最近は、半袖でも過ごせるような気候になりつつあります。

そんな季節に注意してほしいのが、【サンダル】の着用。

特に、踵に固定具のないタイプの草履のような形のものはランナーにとっては要注意です。

今回はその理由と共に、サンダルの悪影響を私自身の意見も踏まえて書いていこうと思います。

人間の自然な歩行とは

人間は歩行する際に、踵から地面に着地し、つま先に体重移動するような動きをします。

足の裏全体で地面をしっかりととらえて、ハムストリング(太ももの裏の筋肉)をつかって地面を綺麗に押し出すことでスムーズな歩行、走りにつながる歩行を可能としています。

サンダルを履くとどうなるか。

サンダルを履くと3つの問題が発生し、スムーズな歩行を邪魔することになります。

①歩行が不安定になる。

サンダルを履くと、遊脚時(足が地面から浮いている時間)にサンダルが脱げないようにするために、普段の歩行とは違った筋肉を動員することになり、歩行が不安定になります。

サンダルを履いている際は基本的に、指先が露出している場合が多いです。

サンダルを履くと脱げやすい分、足先にも力が入り、指先も地面を常に捉えるような動作をするため、無駄な力が入ります。

しかし、露出している分、不安定なため指先がプラプラと浮いてしまいます。

すると更に指先の筋力を使うことになり、地面を足指で必死に掴むような動作をするようになります。

普段シューズを履いて歩く際はここまで指先で地面を掴むような動作をしないですよね。

もちろん、足指の筋力の強さは、パフォーマンスを上げる中で1つの評価点にはなりますが、サンダル着用での指先の動作は自然なものとは言えないですよね。

また、指先が力むということは、指先の運動を支配している、足首から下全体に無駄な力が入ります。

そして、すり足で歩いてしまうなど、普通の歩き方とはかけ離れた歩き方になってしまいます。

ハムストリングではなく、ふくらはぎを大きく稼働した歩行フォームになるので非常に効率の悪い歩き方になり、その癖がついてしまうと、走りにも悪影響を及ぼします。

不安定な歩行を続けていてもトレーニングにはなりません。

こちらの論文では、転倒事故の1/4以上がサンダル着用時の事故だというデータも証明されており、サンダル歩行の不安定さは言うまでもありません。

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サンダル歩行の危険性

長期間続けることでふくらはぎに無駄な筋力がつく原因にもなりますし、あまりオススメできるものではありません。

②シンプルに冷えの原因に

夏は暑いとはいえ、歩いている時、指先は常に風にさらされています。クーラーの効いた部屋などでは更に冷えの原因になります。

末端の「冷えは万病の元」と言われているように、毎日の小さな冷えの積み重ねは夏バテの原因にもなり、走力の大幅な低下につながります。

③外的な怪我の原因にも。

サンダルを履くことで足に露出する部分が増えるということは、もしもの際に怪我のリスクも増えてきます。

爪が剥がれてしまったり、上から物が落ちてきた時に大怪我をしてしまうリスクも無きにしもあらずです。

足指の筋トレになると言う意見も、、

紐を解いたシューズやサンダルでの歩行、走行が、フォアフットや接地を意識したトレーニングになると言う方も、稀にお見かけしますが、私の見解としては怪我のリスクやフォーム自体の崩れもありますのでオススメするものでありません。

足指のトレーニングであれば、チューブを使ったトレーニングやタオルギャザーで十分でありますし、そのような事をする前に、裸足で芝生を走れば地面の感覚は自ずと付いてくるものです。

ダウンジョグで芝生を裸足で20分も走れば十分、足の裏、足指の感覚も洗練されて、パフォーマンスアップになるのではないでしょうか。

私の実体験

私自身も夏場にはサンダルを少なからず着用します。あまり良くないのを感じておりますので、実際に履くのは、少しコンビニに行く時や自転車で出かける際など、ほとんど歩かない場合が多いです。

しかし、予定が変わって遠くまで歩くようになった際に、ふくらはぎの側面や前側にかなりの筋肉の張りを感じました。

私自身、走る際にはシューズに頼らず、地面と足の感覚を大切にするタイプのランナーですので、サンダルを長い時間履いた後のジョグは少し接地タイミングにも違和感があります。

私自身がかなり敏感なタイプなので、感じない方も多いとは多いますが、少なからず影響はあると思いますので、気になる方は出来るだけ靴の着用をオススメします。

Sさんこの前サンダルで走っていたの見ましたよ!

え、、いつ見られたの、、あの時は急いでて、、

昨日です!寒かったのに。。

昨日はシンプルにシューズ持ってくるの忘れました。。

なんて、こんなヘマも僕自身あるので1回履いたからどうという危険なものではないですが、極力控えるようにしましょう。

ちなみにサンダルの中であえてお勧めするとしたら、

HOKAのリカバリーサンダルをお勧めしています。

まとめ

・サンダルは歩行が不安定になる

・ふくらはぎ主体の歩行フォームになる

・冷えや外傷の原因も増える

本日もご愛読ありがとうございます。

ご質問等ございましたら公式ラインよりお願いします。

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ちょっと僕のつぶやき。

S。

S。

1996年生。 800m:1分52秒38 1500m:3分54秒53 というまあまあ無難な記録な学生時代。現役ランナーとして部を引退した現在も活動。昔から類い稀な、人体に関する知識や感覚、スポーツの栄養学やトレーニング法マニアで、沢山の人にそれを伝えるのが趣味である。 中学時代は800m:2分15秒、1500m:4分40秒の弱小ランナー 勉強を介して、独学で練習を編成。貧血やスランプも独自で乗り越え、毎年ベストを更。