今回は上半身の筋肉とランニングの関係について、
前回の続きを書いていこうと思います。
前回は腹筋について書きました
今回は、、
「胸筋」について!
大胸筋は腕から、鎖骨と肋骨に向かってくっついており、腕の動きや、胸の動きを支配する筋肉です。
大胸筋の主な働きも3つ。
①ランニング中の腕振りの維持
②肩甲骨の位置を整える。
③呼吸の支配
この三つになります。
まず①の腕振りですが、
これは皆さんご察しの通り、
大胸筋は腕から鎖骨と胸にかけて付いている筋肉ですので、
体幹(胴体)を軸に腕を振るとなると、
確実にこの大胸筋のパワーと持久性は大切になります。
腕振りというのは体と連動していなければなりません。
腕のエネルギーを体に伝えるには、
腕と体を繋げる筋肉である大胸筋が活きてきます
。
次に②の肩甲骨の位置を整える。
これは、身体の中の位置として、大胸筋の真後にあるのが
肩甲骨ですよね?
当然、大胸筋が少ないと、胸が縮こまるので、
背中が丸まり、肩甲骨が開きすぎてしまうのです。
これでは、いくら腹筋が強くても、胸を適度に張れず、
うまく体重を地面に伝えることができません。
肩甲骨を軽く締める(寄せる)イメージというのは、
はしる上で重要になってきます。
腕を大幅に振ってしまうと、
体に横方向のブレが生じてしまいロスが生じるからです。
そのためにも、肩甲骨周りだけでなく、大胸筋もトレーニングする必要があります。
最後に③の呼吸支配。
呼吸には、腹式呼吸と胸式呼吸があるのご存知ですよね?
腹式呼吸は、お腹を膨らますイメージ。
胸式呼吸は、胸を膨らますイメージ。
と言った感じですかね?
腹式呼吸とは、横隔膜を下に伸ばすことで、
お腹を広げて空気を吸います。
胸式呼吸とは、胸の肋骨を大きく広げて空気を吸います。
大胸筋はどっちかというとこの胸式呼吸の際に、
有効になります。
上肢を固定したまま、肋骨を持ち上げ、広げる補助的な役割をすることで、空気が入ってきやすくなります。
ランニングの際は腹式呼吸がメインと
言う方もいますが、正直、
胸式呼吸の方が入る空気量は多いですので、
きつくなると無意識に、腹式、胸式の両方で呼吸しています。
鍛えておくと、呼吸が楽になると思います。
最後に!
トレーニング方法ですが、
大胸筋は、上部、中部、下部、それぞれに刺激を入れてやらないといけません。
シンプルなベンチプレスや、腕立て。
あれは全体、もしくは上部大胸筋に刺激が入ります、
下部の場合は、ベンチプレスや腕立ての際に、
腕の位置を下げて行うのが一般的でしょう。
頑張ってください。
ご愛読ありがとうございました。
次は呼吸筋についてです。
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